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マグロプレイ

この記事は前回の続きです。

 

マグロ釣りごっこって何だ?!

休日の夕方、私の心はざわめいた。私は答えを強く欲していた。

 

ようやく帰宅した狂平に聞く。

「マグロ釣りごっこって、何?」と。

すると、狂平はニコッと笑って答えた。

「今からマグロ釣りごっこやろう!」

 

「じゃあ、お父さんとお母さんは、こっちに並んで。」

言われるがままにリビングの隅に並ぶ私と妻。

狂平はソファに飛び乗ると威勢良く「うぉりゃー」と声を張り上げると同時に、

左右の拳を重ね合わせ、それを頭上へ振り上げる。

 

エア漁師。マグロの一本釣り in リビングの幕開けである。

 

「お母さん、僕が手を振り上げたらジャンプしてこちらに来て!

そして、ピチピチして!」

妻にマグロに扮しろと言っているのである。

 

ためらう妻に、「早く!」と容赦ない狂平の一言。

 

漁師になりきって腕を振り上げる狂平。

恥ずかしそうにうつむくだけの妻。

ある意味、マグロである。

そして、言うまでもなく、妻の目は死んだ魚の目をしていた。

 

そして、私の番。

再び、腕を振り上げる狂平。

下を向き、「ピチピチ」と小声を発する私。

私もまた、ある意味、マグロであった。

 

ちなみに、マグロ釣りごっことは狂平が即興で考えついたもので、

この遊びが行われたのは、後にも先にも、この夜だけだっだ。

 

 

あの一夜、私と妻は、確かにマグロであった。

 

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強さと鈍さは紙一重?

先週の土曜日。

少しおしゃれをして街に出かけました。

ワンピースを着て、髪を巻いて、普段履かないヒールも履いて……。

 

お出かけは楽しくていろんなところをぐるぐる回りました。

そうですね、かれこれ5時間くらいは歩き回ったでしょうか。

 

痛い。

 

 

痛い…。

 

 

もう限界です。

 

 

慣れていないのにヒールなんか履いてきてしまったものですから

もう足が悲鳴をあげています。

 

一緒に買い物をしていたみんなの足に目をやるとみんなヒールを履いています。

 

みんな痛くないのか?!

 

何も感じないのか?!

 

鋼鉄の足の持ち主か?!

 

 

もう足の裏がズル剥けているのではないのかというくらい痛かったのですが、

 

もうこうなったら女の意地です。

 

本当はスリッパでも買ってやろうか!というくらいだったのですが、

 

我慢して、泣きそうになりながら無事に帰宅したのです。

 

靴を脱いだ瞬間、とてつもない開放感で、地面が近く感じました。

 

そして、急いで靴下を脱いで足の裏を確認!!!!

 

なんと!!!マメができているではありませんか!!(ズル剥けてはいなかった)

 

こりゃあ痛いはずだよ〜と思いながら、今日1日頑張った足をなでなで。

 

そして、ヒールを履いている女の人を本当に尊敬したのです。

 

おそらく、この痛さと辛さを乗り越えた人だけが鋼鉄の足を手に入れることができるのでしょう……。

 

マメが固くなって、皮膚が固くなって、痛みを感じなくなるのでしょう……。

 

私も最初ギターをはじめた時がそうでした。

 

指が痛くて痛くて仕方なくて、でもそれを続けていると指の皮が固くなるのです。

 

痛みを耐え抜いた先にあるのは強さなのです。

 

 

 

 

 

でも、私は思うのです。

 

強さは、鈍さでもあるのだと……

 

痛みに鈍感になることが、真の強さだと言えるのでしょうか?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はスニーカーが大好きだぁぁぁぁぁぁ!!!!!

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花よりだんご

だんごより、ケーキ。

 

 

上のホットケーキは先日私が作ったものなのですが、

私は料理をする際にいつも量を作りすぎてしまう事が悩みです。

そしてその作りすぎた料理をなんだかんだでたいらげてしまう事も悩みです。

そしてその結果普通の人よりも少しふくよかな事も悩みです。

 

…この悪循環、なんとかせねば。

 

今年こそ、いろんな意味でスマートな人間になりたいです。

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4月1日

こんにちは!

 

 

 

本日より新年度ですね。

 

 

 

しっかりと咲いてきた桜が散らないかと

心配になるような、あいにくの天気なのが少し残念です。

 

 

 

そんな本日より、Thinksにも新しい仲間が2人増えました!

 

 

 

フレッシュなデザイナーです。

 

 

 

 

今期の弊社のスローガンは「若返りと癒し。」

 

 

 

 

 

 

そのスローガンをもとに採用した素敵な方々です。

 

 

 

 

まずひとり目。

2014年生まれ!若い!

ハグされることが大好きなコミュニケーション上手な子です。

いろんなことを吸収することが得意とのことなので

期待大です!

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてふたり目。

こちらも平成生まれ!

大きな瞳の奥に強い意志を感じ、

すでに内定していた“マダムの膝の上”を蹴って

シンクスに来てもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またオフィス環境も癒しを重視し

慣れ親しんだ今池を離れ

宮古島に拠点を移すこととなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かと面倒をかけることになるかと思いますが

今までにはなかった開放的なデザインをご提供できるかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また海外進出も視野に入れ

今までの業務に加え「アメフト」を取り入れようと計画中です。

 

 

 

 

 

 

 

カラダ作りのためコーヒーでなくプロテインを導入しましたので

そちらも是非ご賞味ください。

 

 

 

 

 

このように新しくなったシンクスを本年度もよろしくお願いします。

 

以上、4月1日の投稿でした。

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20年

阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件など、
発生から20年目を迎た大事件が
改めてクローズアップされている。

 

風化させてはいけないと、
いろいろな特集が組まれている。

 

この2つの事件を、
あまり良く知らない昔の事件と感じるか、
近年の大事件と感じるかで、
たぶん世代が大きく分かれるのだ。

 

私…、もちろん最近の出来事派でございます。

 

過去のことはことごとく忘れていく私だが、
さすがにこの2つの事件はよく覚えている。

 

とくに地下鉄サリン事件は、
大学の卒業式を控えた春休み中で、
事件発生の前日まで東京の友人の家に遊びに行っていた。

 

と、ここまで書くと気付く人もいるかも知れないけれど、
そう、
私は20年前に大学を卒業し、
社会人になって今年で20年目を迎える。

 

まじか。

 

まじなのか。

 

アンビリーバボーな時の流れ。

 

来週になれば、
20歳くらい離れたピカピカした新人さんもやってくる。

 

とりあえず自分の歴史は、風化させようと思う。

 

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感動の話題作

暖かい日が続き、ようやく春を感じられる季節になってきましたね。

春は穏やかで好きですが、花粉症の人にはつらい季節でもあります。

社内にもマスク装着者がちらほら……。(そんな私も花粉症)

 

 

さて!最近私は、ある映画のDVDを購入しました。

ずっと観たいと思っていたのですが、上映期間を逃してしまい、

鑑賞済みの姉から「買う価値あり!」とお墨付きをもらったので、勢いで。

 

 

 

少し前に「泣ける」と話題になったあの話題作です。

 

私は最初、あらすじを聞いただけで泣いてしまい、予告編を観ただけで泣いてしまい、

挙げ句の果てには、カラオケで主題歌を自分で熱唱しながら泣いてしまうという、泣きっぷり。

 

DVDを買って、早速観てみました。

 

とても感動しました。

二人の友情。相手を思って立ち向かうその姿。

その周りを囲む個性豊かなキャスト陣も見逃せません。

 

 

 

その中で、主人公の結婚相手の父親が結婚式を明日に控え、不安になり、

「パパが寂しくなっちゃうから、お嫁に行くのをやめる!」と言い出した娘にこんなことを言うのです。

 

 

「楽しかった日、みちたりた日々の思い出こそ、
きみからの最高の贈り物だったんだよ。

少しぐらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ。」

 

 

 

号泣……TT パパ良いこと言います。

 

 

 

個人的には、泣けるツボが3つほどありますね。

 

 

最近では、泣くことでストレスを解消する「涙活」が流行っているそうですし、

 

ぜひ、週末に“ドラ泣き”はいかがでしょうか。

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マグロ

私は、マグロである。

私の妻もまた、マグロである。

 

 

ある休日の昼下がり。

私は陽の当たるリビングで読みかけの文庫を片手にウトウトしていた。

隣接するキッチンからはクッキーを焼く甘い香りとジャズの旋律が流れてくる。

 

心地よい贅沢な時間。

まさに休日と呼ぶにふさわしい瞬間を、私は堪能していた。

 

 

小学生になった2人の息子たちの休日の過ごし方といえば、

もう、親にべったりということはなくなる。

今日はそれぞれの同級生と我が家の前で遊んでいるようだ。

 

公園でサッカーやろう!

鬼ごっこがいい!

マグロ釣りごっこやろう!

そろそろオヤツ食べたい。

 

子どもたちの騒ぎ声さえ心地よい。

 

私はソファに寝転がったまま妻の方を向いて、

夕食に出かけるレストランについて、いくつか質問をしようとしていた。

 

公園でサッカーやろう!

ボールどこにある?

マグロ釣りごっこやろう!

そろそろオヤツ食べてもいいよね?

 

ん?

少しの違和感。

 

「えーっと、なんだっけ?」と私。

「なーに?」と妻。

「いや、何でもない」と私は、再び文庫に視線を移した。

 

マグロ釣りごっこやろう!

イヤだよ!

何それ?

マグロっておいしい?

 

「はぁ?」

「ちょっと、急に大声出して、どうしたの?」

「マグロ釣りごっこって、何?」

「何、それ?」

 

どうやら、声の主は我が次男、狂平。

友達にマグロ釣りごっこを提案するも、完全に却下されているようだ。

 

 

マグロ釣りごっこって、一体、何だ!!!

私の休日から優雅さは消え去り、心が波打つように騒ぎ始めた。

 

私は狂平の帰宅を待った。待ちわびた。

 

夕刻、まず、兄の憂輔が帰ってきた。

私は小学校でマグロ釣りごっこなる遊びが流行っていることを期待して聞いた。

「憂輔、マグロ釣りごっこっておもしろいの?」

「は?何それ?」

 

ダメだ。解決しない!

そして、さらに待つこと数分。

ついに、狂平が帰ってきた。

私は玄関に駆け下り、「おかえり」の挨拶もそこそこに問いつめた。

「マグロ釣りごっこって、何?」と。

 

すると、狂平はニコッと笑って答えた。

 

……続きは次回……

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