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ゴミ箱を空にする前の躊躇

普段からパソコンを使っている人には共感していただけると思うのだが「ゴミ箱を空にする」って、すこし勇気がいる。ここで言うゴミ箱とは、もちろんパソコン上のものだ。そもそもゴミ箱は「これはもういらないデータだな」と判断したものの集合体のはずだ。しかし、私たちは知っている。ゴミ箱から簡単にデータを取り出せることを。だから、いざ本当に「ゴミ箱を空に」しようとすると、「本当にこれはいらないよね…?」と不安になるのだ。おかしな話だ。この「ゴミ箱を空にするの躊躇する問題」は敗者復活戦に似ている。そもそも敗者復活戦とは、なんのために存在するのだろうか?観客を盛り上げるためか?一度負けた者に夢を見させて、順調に勝ち上がってきた者たちの立場はどうなる?一度切り捨てたものに、価値を見出すのか?そういえば、漫才の王者を決めるM-1グランプリには“敗者復活枠”が最初から設けられている。予選で落選した者達の中で1位を決めて、決勝戦にエントリーするのだ。過去には、敗者復活で勝ち上がってきたサンドウィッチマンがその勢いのまま優勝まで果たした。そのときに見せるネタやタイミングなどで、勝敗が分かれるということの証明だ。勝負事に運は大事。年に一度、テレビを見て笑いながら、そんな現実を叩き付けられる。もう気分は、年末に片足を突っ込んでいる。今年のM-1は果たしてどうなるだろうか。楽しみだ。

 

話が逸れに逸れたが、私は少しの勇気と勢いで、いつも「ゴミ箱を空に」している。何事も、最後は勢いだと思う。

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