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はじめての定食屋さん

私はアウトドア派に憧れるインドア派で、

ミスタードーナツでは安定のポンデリングを選ぶし、

サーティーワンではいつもラブポーション31を注文するし、

スターバックスでは甘い抹茶フラペチーノを頼みがちな、

安定を貫く人間です。

 

そんな私は、最近ふと思ったことがありました。

 

「この世にはたくさん美味しいものがあると言うのに、

お気に入りのものをローテーションで食べていたら、

食べられないものが多すぎる!!!」(食いしん坊の考え)

 

この話をランチタイムにしたところ、

Aさんが早速、「苺のショートケーキ味のポテトチップス」なるものを買ってきてくれました。

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彦摩呂風に言いますと、

「ポテトチップスのイリュージョンやぁ〜!!」

(気になる人は、挑戦してみてね☆)

 

とまあ、このように、

危機感を覚えた私は、挑戦心というものを手に入れたのです!

 

 

そして、ついこの間、「はじめて定食屋さんのカウンターで一人飯」に挑戦しました。

 

〜〜〜

 

券売機で「唐揚げ定食」の券を購入し、オドオドしながら店内へ足を踏み入れると

初心者丸出しの私に「こちらどうぞ〜」と店員さんが席を教えてくれた。

 

少し高めのイスに腰を下ろし唐揚げ定食を待っている間、

とにかく何をしていいのかわからず、人間観察。

 

右隣の人の席にハンバーグ定食が運ばれてきて

(そっちにしておけばよかったかなぁ)と揺れ動く心。

 

目の前のカウンターに座るサラリーマンの読んでいる本が気になっていたところに、

私の唐揚げ定食が目の前に運ばれてきた。

 

左隣のおじさんに心の中で「お先です」と呟きながら

レモンを絞って、揚げたての唐揚げを頬張る。

 

さくさく〜!!おいしい〜!!

声にしたかったが、一人なのですべて心の音声だ。

付け合わせのキャベツにかかっていたドレッシングが初めての味で美味であった。

 

左隣のおじさんの机には私が悩んでいたチキン南蛮定食(50円高かったから諦めた)が運ばれてきて、少し敗者の気分になる。

 

そのときに気付いたのだ!

おじさんは左利きだ!

 

少し窮屈なカウンターが、左隣に座った人が偶然左利きだったという理由で少し広々と使えている私!

な、なんてラッキーなんだ!

 

私は、はじめての定食屋さんで左利きの人の隣になる確率を考えながら、唐揚げ定食をたいらげた。

 

食べ終わってから、(食べ終わった食器はそのままでいいのだろうか?)という疑問が生まれる。

 

そこでまた人間観察。

斜め前のサラリーマンがそのまま去っていくのを確認し、私は静かに席を立った。

 

「ごちそうさまでした」と店員のおばちゃんに爽やかな挨拶をして店を後にしたのだった。

 

〜〜〜

 

 

はじめての場所、はじめての選択、はじめての行動。

それだけで心が少しうきうきしました。

 

見ず知らずの人と隣り合わせでご飯を食べていると

なんだか不思議な気持ちになり、

(みんなみんな生きているんだ友だちなんだ〜♪)が脳内を流れました。

 

 

私はまだやったことないことがたくさんあります。

それはつまり、これからたくさんの「はじめて」が待っているということ!

考えただけで楽しくなっちゃう!!

 

 

ということで、第二弾「はじめての○○」もお楽しみに!!

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