リバイバル上映を味わう
皆さんは映画を観ることが多いでしょうか。
一人でふらっと小さなシアターへ行ったり、
誰かと時間を合わせて話題の映画を楽しんだり。
色んな楽しみ方があると思います。
映画自体を観ることは好きで、お気に入りの作品があると
5回以上は観に行くことが多いです。
今回はこの人の視点で考えてみようとか、
劇伴の中でランキングをつけようかななど
映画の細かいところまで観るのが自分流です。
今年に入ってからも映画のチケット料金が上がったり、
広告や番宣などで話題の事欠かない業界ですが、
特に注力されているなと思うのが「リバイバル上映」です。
リバイバル上映とは、公開期間が終了した作品を
もう一度上映することです。
リバイバルの場合は、昔の作品を手直しせずそのまま放送します。
最近では大きな劇場でも公開されることが増えましたが、
それまでは小さなシアターでの公開が主でした。
そして今回鑑賞したのは「パーフェクトブルー」です。
この作品は日本を代表するアニメ監督である
今敏さんの初監督作品なのですが、
今年公開25周年とのことでこのリバイバル上映が実現されました。
この作品高校時代に友人に勧められてずっと知っていたのですが、
今敏監督の他の作品を観て恐怖を感じたことから
どうしても手が出せずにいたのです…。
その出来事を経て十数年が経ち、このタイミングでのリバイバル。
友人に声をかけると色よい返事をもらえたので足を運びました。
内容については少々過激な描写があるので伏せますが
気になる方はDVDもありますので是非ご覧下さい。
映画自体すごく面白かったので、もっと早くに観ていたら!と思いましたが、
きっと自分にとっての良いタイミングが今だったのかなと感じました。
映画を観るのには結構体力が必要だと思っていて、
疲れていても元気すぎても内容が頭に入ってこない感覚があります。
その時代の表現技法や、音楽、映像なども味わえるリバイバル上映は
タイムスリップしてその頃の自分にも戻れる空間。
そんな自分の考えとか、感情とかをひっくるめて楽しめる非日常が
シアターにはあるのだなと思いました。