うるう
年明けからバタバタとしてまして、
気がつけばすでに2月も半ば…。
そういえば、今年は「うるう年」なんですね。
先月末に、小林賢太郎氏の「うるう」というお芝居を観ました。
まだ公演中なので詳しい内容は言いませんが、
簡単に言うと、ある理由からはみ出し者の人生を送っている人のお話…
という感じでしょうか。
まるで童話のような素敵なお芝居でした。
そのお芝居の中で、2月29日、
つまり「うるう日」をこんな風に例えていました。
トランプの数字 、1から13までを順に足すと 91
トランプには4つの絵柄があるので 91×4=364
それにジョーカーを足すと 394+1=365
つまり通常の1年=365日とピッタリ合うわけです。
トランプで言うと +1は、予備のジョーカー。
うるう日は予備のジョーカーのようだと。
多少強引なところもありますが、
なんかこういう数字の偶然と言うか、不思議に気づけるところが
すごく面白いと思います。
よくよく考えてみれば、
なぜトランプは13までなのかとか、
なぜうるう日は2月にあるのだろうとか、
気にしなければ気づかない不思議がたくさんあるんだと気づかされました。
ちなみに、予備のジョーカーなんて言ってしまうと、
「うるう日」はまるで余分なもののように受け取られてしまいそうだけど、
このお芝居のコンセプトは違います。
“うるう年のうるう日のように、
「余りの1」が世界のバランスをとることがある。 ”
そんな風にうるう年を見てみるのも、なんだか面白い。