ゲゲゲの夏休み
そろそろ夏休みも終わろうとしていますが、
皆さんはどこかにお出かけされましたか?
私は、基本的には暑い所には出かけたくない派ですが、
涼しい室内であれば良かろうと、
酷暑の合間をぬって行ってきました。
名古屋市博物館で開催中の
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜」
会場には、夏休みのちびっ子もたくさん来ていて、
こどもって妖怪好きだよな〜と改めて実感。
私自身は、それほど水木漫画の知識がなく行ったのですが、
なかなか面白かったです。
私は勝手に、水木先生が描く妖怪の多くは
独自の発想から生み出されていると思っていたのですが、
「妖怪には先人が伝えたいことが込められている」
という強い信念のもと、
これまでの文献などで伝えられた妖怪の姿を
かなり忠実に再現していたことはちょっと驚きでした。
そのために、さまざまな古書や資料を収集し、
妖怪について熱心に研究されていたそうで、
会場には、そのルーツとなった文献も多数紹介されていました。
……というとなんだか小難しい感じもしますが、
基本的には水木先生のたのしい妖怪画がズラッと並んで、
ぬりかべと一緒に写真が撮れるなど、ちびっ子も楽しそうでした。
個人的に、特に印象に残ったのが、
水木先生の半生を紹介するコーナーで語られてたエピソード。
漫画家として人気が出て、
多くの連載を抱えていた頃を振り返り、
あの頃は妖怪「イソガシ」にとりつかれていた、
と語っていたという逸話がかなりツボでした。
そうか、そうか、
だったら私の周りで起こる数々の不思議も、
すべては妖怪にせいなのかもしれない。
おやつがやめられない妖怪「カシタベ」
仕事中に眠くなってしまう妖怪「ネムネム」
タイピングミスをする妖怪「コトバマヨイ」
などなど……。
皆さんの周りの不思議なあれこれも、きっと妖怪です!
「そういえば、妖怪ウォッチって子どもに大人気だったよな〜」と
思いだして調べてみたら、今年10周年だそうです。ひえー!!