アイデアの生まれる場所。
アイデアを出したいとき、皆さんはどうしていますか?
この仕事をやっていると、
企画案やビジュアルの方向性、キャッチコピーなど、
いろいろなアイデアを絞り出さなきゃいけない機会が結構ある。
ちなみに私のアイデアの出し方は、
まずは思いつくまま、ひと通り出してみて、
(この段階のアイデアは大方の人が思いつくモノだと認識)
そのあとは、関連するキーワードとか
情報とかを常に頭の隅に置きながら、
とりあえず日常を過ごして、アイデアが降ってくるのを待つ。
もちろん、降ってこないこともしばしば。
でも、なぜか、
比較的『アイデアが浮かぶ率の高い場所』
というのがあって、それが私的には
「通勤中の電車」と「お風呂」だったりする。
自分の感覚だけで、まったく何の根拠もないけど、
電車のあの微妙な揺れがいいのかなとか、
お風呂で頭をマッサージするのがいいのかなとか、
漠然と思っていたら、
どうやら日常のルーティンをしている時間が、
一番 、“ 無 ” になりやすくてアイデアが湧きやすい、らしい。
(ということをテレビか何かで言っていた)
なるほど。
確かに、「電車」と「お風呂」は、
私にとっての THE ルーティン。
特にお風呂は、湯船に浸かっているときよりも、
黙々と髪を洗い、体を洗い、顔を洗う作業をしているときが、
一番、フッとアイデアが浮かぶ。
ただ、なんせお風呂場なので、メモを取ることができない。
あせる。あわてる。
仕方がないので、ひたすら浮かんだアイデアを
忘れないようにブツブツと繰り返す。
忘れるなよ〜、覚えてろよ〜、
忘れてたらまた一から考え直しだぞ〜、
念じながら、祈りながら、
お風呂というルーティンをこなす。
忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。
忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。
そしてワタシは、
たった今洗い流したモノが、
コンディショナーだったのか、
トリートメントだったのかが分からなくなり、
とりあえずもう一度トリートメントをするのだ。
ああ、アイデアって、たいへん。
忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。
あ、流行語にしようと、しとるな。
わしのアイデアは、最近では、夢の中で育まれているようです。
でも、忘れません。
それはたぶん、忘れてええやつや。
わたしは矢沢さんの余談話中に降ってくることが多いです。
長い打ち合わせを終える頃には大抵忘れてるのでいつも困ります。
それは、矢沢さんの話がすでにルーティンになってるかもしない!いろんな意味でキケン!