危険なものほど美しい
先日、名古屋パルコで行われていた「猛毒展」へ行ってきました。
その名の通り、毒を持った生物を間近で見ることができる展示です。
中に入ってみると、生物が静かにおでむかえしてくれました。
最初に目に入ってきたのはいくつかの水槽。
水中の生物は、なぜあんなにも奇抜なのでしょうか。
毒を持っているとは思えないほど、あどけない目をしたフグや
触れたくなるほどの輝きを放つエイなんかを見ながら
「見た目では何もわからないなぁ…」と思ったり。
進んでいくと、陸に潜む生物のゾーンへ。
水中の生物達の揺らめくような美しさとは打って変わって、
目を刺すようなパンチの効いた発色をした蛇やトカゲ。
毛がもじゃもじゃのクモや、足がありすぎるムカデたちは
とても刺激的で、昼食後に訪れたことを少し後悔しました…。
「逃げ出したら大変だな、こわいな」と心の中で思いつつ、
危険生物をこんなに間近で観察できる機会はないので
顔を近づけてじっと観察するのでした。
生物が毒を持つ理由は、やはり自分の身を守るためなんですって。
弱い自分を外敵から守るために、毒を持ったのですね。
(毒舌なあの子は、本当は弱虫なのかな…)と考えると、
なんだか愛くるしいですね。
身近な話だと、愛知県には「セアカゴケグモ」が発見されていますね。
みなさん、くれぐれも“毒”にはご注意を。