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なんとかとハサミ

昔はよかった──。
懐古厨の常套句だ。

中学・高校時代には、
当然ながらインターネットも携帯電話もなかった。
あったのは家の電話と手紙くらい。
電話で友だちとケンカになっても、
大好きなあの子にラブレターを渡しても、
最終的には、会って仲直りなりフラれるなりしてた。

いまはどうだい?

LINEをブロック&削除、電話を着拒。
じつに手軽だ。
会って口論しなくて済む。
疲れなくて済む。
傷つかなくて済む。

SNSには「自分こそ正義だ」と
暗闇から石を投げるやつがあふれ、
モンスタークレーマーはやりたい放題。

理不尽なノイジーマイノリティに迎合する大手企業、行政。
それに異を唱えられない風潮。

 

 

高田敏子さんの有名な詩

「男は毎朝

カミソリでひげをそる

そのとき女は

包丁で野菜を刻んでいる

お互いに刃物を使いながら

刃物を感じないでいる

幸福な朝」

 

 

そういうことだよね。

近隣住民「うるさいからやめろ」
自治体「盆おどり中止のお知らせ」

近隣住民「うるさくて眠れない」
学校「合唱祭の朝練は中止します」

それ、盆おどりや合唱祭を楽しみにしてる
子どもたちを目の前にして言えますか?って話。

なんでこうなっちゃったんだろう。
なんだかとても息苦しいと感じてしまう。

ただ、大勢に逆らっても意味がないので、
老後はスマホのいらない辺境の地で
人間らしくくらしたいな。

むかしの大人は、ちゃんと大人だったように思う。
分別があった。
モラルがあった。
なにより寛容だった。

オレはどうだろう。

まずはお金ためなきゃね。

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