校正用語
「校正」とは、印刷物(最近はWebもですね)を制作するときに原稿と見比べて、間違いがないかを確認する作業のことです。
その中で私の好きな「校正用語」を2つ紹介します。
「イキママ」
修正指示をしたが、やっぱり何も間違っていなかった時に「イキてます、そのママです。」という指示。
この指示を見た時「イキ」だけではいいのでは?と最初は思いましたが、「イキ」だけより「ママ」をつけた方が感情がのっているような気がします。
「わぁ、ごめん。これ生きてます!!そのままでお願いします!!」みたいな印象です。
「はいはい、慌てちゃったのね、いいですよ、気にしてないですよ。」と心の中で思ったりしています。
「泣き別れ」
文章や企業名・氏名などで改行をすると読みにくく、意味がわかりづらかったり、企業名・氏名だと縁起が悪いので1行にして読みやすくしましょうという指示。
ロマンチックじゃないですか。
「別れ」だけで通じるのにわざわざ「泣き別れ」を用語にした人のセンスが好きです。
文字が離れただけなのに、その姿が「嘆き悲しみながら別れている」とわざわざ言いますか。
「泣き別れ」の文章をみると、早くくっつけてあげなくちゃと思います。
どうやら私は感情がある「校正用語」にぐっとくるみたいです。