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【工場見学】小牧でイケてるパッケージをつくっている人たちに会いに行ってみた

こんにちは!
肌寒い季節に突入した今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ちょっと前の話になりますが、先日私は愛知県小牧市に工場見学という名の遠足に行ってきました。

普段は今池のオフィスに籠もって働いているわけですが、いつもお世話になっている印刷会社さんを一度も見ずにデータだけ作っているのはナンセンス……ということで、関係会社さんでお話を伺ってきました。そこで今回は、私が実際にお会いしてきた企業のご紹介&お聞きした話をまとめて書かせていただきます!

※今回工場内の撮影は特別に許可頂きました。

 

大信印刷株式会社さんってこんな会社

まずは印刷会社についてよく知っていただくために、軽く会社の特徴についてもお話したいと思います。

会社名 大信印刷株式会社
従業員 110名
設立 昭和26年5月
業務内容 各種パッケージ・包装資材等の企画および印刷・加工
所在地 愛知県に本社・工場、全国に1支社3営業所

 

パッケージや販売什器(ディスプレイ)のお仕事をしますと印刷会社と加工会社、内職と複数の会社を個別に手配する場合があったりしますが、こちらの会社では、企画から生産まで社内一貫生産を強みにしています。

続いて事業内容です。印刷会社と一口にいいましても印刷だけをするのか企画まで出来るのかとでは大きな違いがあり、大信印刷株式会社(以下、大信印刷さん)では「一枚の紙に、無限の生命を吹き込む会社」というように、紙でできるパッケージはもちろんのこと、ラベルシールの小さいものからディスプレイ、ポスター、手提げ袋まで幅広く手掛けています。

印刷加工で困ったら即相談できる心強い印刷会社ですね!

 

 

大信さんの施設&サービス

つづいて、一貫生産の流れっぽく社内の施設を紹介します。

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 「製版」

デザイナーが作ったデータを入稿した次の段階がここになります。今ではパソコン入力一つで版がCMYK版それぞれ出てきます。薄い金属版が機械から出てくるとインクののらない部分のみブルーになっています!今では珍しいアナログでの刷版で使用されていた製版フィルムの機械も隣に置いてあったのに時代の流れを感じました。

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特練り(調肉室)

刷版でつくられた版を印刷機にセットしていよいよ印刷! …の前に特色印刷をよく気軽にオーダーする機会がありますが、それらのインクがどのように作られているかは謎ですよね。「調肉室」では手作業ほぼ無しに、タッチパネルの入力のみで機械のコンマ数グラムの調整によりオリジナルインクが作られていました!ブランドカラーなどを季節の湿度に左右されずいつでも同じ色に出すのにはこんな段階があるのです。

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CMYKで調合された後に攪拌機でまぜまぜすると

 

 

…こちらができあがりです!

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そして次に…いよいよ

 

 

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「UV印刷機」

大信印刷さんでは、油性印刷機とUV印刷機があります。ほぼ最近ではUV印刷メインだそうで、UV印刷は特性上ほこりを嫌うので厳重に戸締まりした中で機械を動かしていました。

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印刷屋さんの見学は何回かしてきましたが、機械廻りの清潔感に驚きました!ニス引き有りの印刷をちょうどされていたので上から覗くと…印刷機械は上からインクが丸見えでした。各箱ごとに版がセットされており最後の箱にはニス版の液体も入っています。

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「打抜機(トムソン)」

UV印刷は油性と違い乾燥に時間がかからないのか特長です。そのまま印刷物は次のトムソンへ。デザインをしていると何かにつけてトムソン型抜き加工をしたくなってしまいますが…いまいち木型の仕組みは未知の物でした。今も昔も木型は専門の業者がブロックのように接ぎ木して手作業で作っています。これを打抜機にセットしてザックザックと1枚ずつ抜いて完成です。

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「自動製函機」

お次は抜き加工の後にくる組み立て。これも専用の機械で全自動行っています。ラインを流れるペラ紙が徐々に立体になっていく様はかなり興奮します!箱の形や組順ごとにオレンジ色のバーの位置をずらして、毎度機械を調整しているそうで……気が遠くなりそうです。

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「内職」

最後に、内職部署です。細かく複雑な組み立てはやはり人の手ですね。この作業も社内で一貫して頼めるのは素晴らしいです。作業を見学していたら、思わずPlust3号の内職を思い出します。

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ここで検品作業も終わったら最後の納品です!!

デザインと納品しか見ていなかった間にはこんな壮大なストーリーが……勉強になりますね。

 

 

さいごに

今回工場見学では、さまざまな行程とサービスを拝見することができました。紹介しきれなかった「企画部署」のハイテクCADカッターだったり、徹底した品質管理が魅力的だったり、総じて大信印刷さんは色んな意味でかっこいいな、と思う企業でした。私らも負けてられません!

 

 

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