自分の力でやるんだJ!
今日は8月31日、夏休み最終日。
今となってはフツーの一日ですが、子どもの頃は切なさを感じる一日でした。
数分おきに時計を見ては、はぁ、あと○時間で夏休みが終わってしまう〜と嘆いてばかり、
ラテン系の民族とは正反対の、悲観的な子どもでした。
コップに半分のワインを見て、まだ半分も残っている!
と思えるメンタルがうらやましいような、そうでないような。
ちなみに我が家の小学一年生になる長男は、朝から工場見学へ。
「コーラ30杯飲んでくる!」とバカ男子全開のコメントを残して、出かけていきました。
さて、先日、近所の書店をブラブラしていると、課題図書コーナーが設けられていました。
夏休みの宿題の定番、読書感想文ですね。
今時はどんな本が選ばれているのだろうとパラパラと立ち読みをしていたところ、
課題図書の隣に「読書感想文対策ドリル」なるものが平積みされているのを発見。
中を見てみますと、各課題図書に対応した感想文のひな形が用意されていて、
空欄に一言二言の感想を埋めれば、あら簡単、感想文のできあがり、というもの。
この手のドリルが3〜4冊、大手出版社から出ておりました。
あーりーえーなーいー!
黙認?売れればいいの?それとも、たいていのものは金で解決できるという教育?
本を読んで感じたことを自分なりに表現することが大切なんじゃないの?
これがまかり通るなら、読書感想文なんて意味なくね?ゆとり教育の名残か?
子どもたち、こんなものに頼っていたら、自分で考える力がちっとも身につかないぞ!
それとも、アレか?RPGはいきなり攻略本を読むタイプか?
ズルするにしても、ちゃんと知恵を使うんだよ!
カンニングだって、工夫ひとつで立派なクリエイティブワークになるんだよ!
簡単に手に入る、ありもので間に合わせるな!
こういう体験をしてきた子どもが将来、機械翻訳本を出版しちゃうんだろうな。
さて、本題。
本当は課題図書からの流れで、絵本の話をしようと思ったのに、
書いてるうちに怒りがこみ上げてきて紙幅をとってしまいました。
続きは、いつか。
>>nishiharaさん
そういえば今週末、ヨーロッパ企画の名古屋公演ですね。
観に行ったら、来週のブログでレビューしてね。