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はじめての沖縄と「はじち」の話

 

3泊4日で沖縄(那覇)に行ってきました。

ノープランのひとり旅で、車も運転できないので

1日目はバスツアーで美ら海水族館。

2日目は国際通りからスタートし、栄町商店街までの辺りをうろうろ。

3日目は首里城を見学してからホテルに戻り、ホテル近くのビーチへ。(見るだけ)

という歩きまくりの旅となりました。

海!空!砂浜!みたいな、南国イメージな場所にはアクセスできませんでしたが、
アジア好き、レトロ好きなので、公設市場や栄町社交街は
異国の香りがして冒険気分が満たされました。

 

あと、泊まったホテルのある松山から今池の香りがして
ちょっとホームシックでした。中華料理とかキャバクラとか・・・
(ホテルまでの道にホストのお兄さんがたむろしてた。しかも終日。)

今回の沖縄の旅を思い立ったのにはきっかけがあるのですが、
3日目、公設市場の2階食堂でご飯を食べたときのことです。

1階の市場で選んだ魚を2階の食堂で調理してくれるシステム。

沖縄3大高級魚の1匹。(名前忘れた)
うまい!

食べ終わった後、食堂をぐるっと一回りしていたら
壁に「琉球の歴史」という写真展示を見つけました。

そこで出会ったこちらの写真。

薄くて分かりづらいのですが、
手の甲に刺青があるのがわかりますか?

さかのぼること3カ月、
私が「愛知アートフェスタ2017」に参加したときのことでした。
イベントのテーマが「PEACE」で、ステージではエイサーが行われるなど
沖縄をフィーチャーしていました。

ステージ上に、イラストレーターでありイベントの運営に携わっている
左右田薫さんが手がけられた、沖縄の女性の巨大アートが展示されていました。
アメリカのピンナップガールのようなタッチで、刺青がエキゾチックな雰囲気の女性のイラスト。
色っぽい表情にタトゥー、ぱっと見「沖縄の昔の遊女を描いた絵?」と思いました。

このイラストについて左右田さんと少しお話しさせていただいた際、
「沖縄が琉球だったころ普通の人でも、人の区別をつけるために(たしか職業や出身地?)刺青を使っていた」(イベントにぎやかでうまく聞き取れず、うろ覚えです・・・)みたいなことをおっしゃっていました。

罪人やアウトローじゃないのに刺青を入れるとは!

異国感すごい!!(もともと異国だし・・・)

とびっくりして、これが私が沖縄に興味をもった第一歩でした。

きっかけの刺青にこんなところで出会うとは〜!!

この女性の手の甲の刺青は「針突(はじち)」と言いまして、
琉球の女子は小さい頃から手の甲に少しづつデザインを入れていき、
婚約するくらいの年齢で完成するようになってるそうです。
初めて墨を入れたときは親戚友人が集まってお祝いするんだとか。

女子を守ってくれる魔除け的な意味があって、
手を傷つけて墨を入れるので痛いのですが
嫌々やらされていたのではなく、地方の女の子たちはおしゃれとして
1〜2年に一度「針突師(ハジチャー)」が来るのを楽しみにしていたようで、
流行りの模様もあったりしたそうです。

手に呪術的な模様が刻まれるなんて魔法的でかっこいいし、
自分の手は日常で何回も目にするところなので
好きな模様を入れると、ふとした時に目に入って気持ちが上がったり、
入れたときのことを思い出して勇気が出たり、
当時の女子のパワーになってたんだろうなと思います。

そんな針突ですが、日本政府によって禁止されてしまいます。
日本に取っては刺青は「アウトローのやること」だったからです。

歴史をよく知らない身で勝手ですが「もったいないなあ」と思いました。

だって現代に例えたら、宇宙人が地球を支配して、女子のネイルを見て
「われわれの星では爪に色を塗るのは反社会的だから禁止!」とか急に言われるようなものじゃないですか。
絶対こっそりやる人いますよ!(針突も禁止されてからもこっそりやる女性がいたらしい)

グローバル化で便利になる世の中に甘えつつ、
地方や田舎の美しい習慣が消えていってしまうのは悲しいなあと
おばあのかっこいい手に思いを馳せるのでした。

★ちなみに↑の左右田さんのアートは、左右田さんのインスタ(@saudakaoru)16/4/14で見られます〜!(17/10/3現在)

 

 

 

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