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Be prepared

「そなえよつねに」

 

 

この言葉は、学生の頃に所属していた”ボーイスカウト”のモットー。

 

 

偶然にも現シンクスのオフィスから近場で活動しており
この辺りを歩くと懐かしい気分になる。

 

 

 

 

本題はこのモットーを思い出した日のこと。

 

 

お盆休み+有休をもらい
「第65回諏訪湖祭湖上花火大会」に泊まりがけで行って来た。

 

妻の友人の旦那さんが花火師をしている関係で
全国的にも指折りの花火大会をとてもいい場所で観れる、
そして大人数でペンションに泊まるということで
こんな年して前夜はあまり眠れなかった。

 

 

昼頃、無事長野に到着し蕎麦で腹ごしらえをし、昼間からビールで乾杯。
その後買い出しをし、いざ会場へ。

 

 

 

提灯や出店で賑わい興奮は最高潮。

 

 

 

しばらく歩き、いざ自分たちの陣地へ。

 

 

 

買い出しした食材を広げ宴の始まり!
と、同時に皆が違和感を感じていた。

 

 

 

 

諏訪湖の対岸に見える黒い雲…

 

 

 

 

まさかと見ないフリをしつつも、どんどん近づく黒雲と雷の轟音。

 

 

 

 

フジロックで経験した山ならではの急な雨とすごく似ていた。

 

 

 

 

嫌な予感は的中、ゲリラ豪雨に襲われた。
10人ぐらいいた仲間はそれぞれ避難し、雨風をしのいだ。

 

 

 

 

 

時間にして約1時間半後、再び晴れ間が戻った。
結局みんなずぶ濡れになったが、晴れ間と共に笑顔も戻った。

 

 

ぬれた体を温めようと宴再会!

 

 

空を警戒しつつ、やいのやいの。
気づけば花火打ち上げまであと30分ぐらいに近づいていた。

 

 

 

それとともに嫌な臭いも近づいてきた。
雨の臭い…

 

 

 

 

再び激しい雨・風・雷に襲われた。

 

 

 

 

 

本来地面に敷くブルーシートを屋根がわりに皆で持ち雨をしのいでいると
花火大会が始まった。

 

 

 

 

 

しかし、雷の音なのか花火の打ち上げ音なのか
雷の光なのか花火の光なのかも分からないような状況、
どんどん激しくなる風雨、
花火を観るよりも雨をしのぐことに必死だった。

 

 

 

 

本来ならビール片手に「たまや〜」とか叫んで調子に乗ってるはずだったのに…

 

 

 

 

 

開始から30分、花火大会中止のアナウンス。
それが聞こえた記憶はないが、ほぼ同時に近くに旅館に避難することを決めた。

 

 

 

 

そこには既にたくさんの人がいた。

 

 

 

 

仲間もはぐれることなく全員その場にいた。

 

 

 

 

しかしその旅館は避難所にすることは出来ず
一定の時間になったら全員はけてくれとのこと。

 

 

 

 

いろいろな情報が錯綜し、酒の入った若者が叫び、体調不良者が続出。

 

 

 

 

そんな中、我々は妊婦と幼児がいたため、多少優遇してもらった。

 

 

 

 

JR は完全に止まり、道路もまったく動かない程渋滞。

 

 

 

避難から1時間半程経つと雨は弱まった。

 

 

 

 

そうなると目的はひとつ、一刻も早く一駅先に停めてある車に乗り、
そこから車で約1時間の所にある予約した宿に行くこと。

 

 

 

 

歩いて車まで行く。
これ一択しかなかった。

 

 

 

 

妊婦、看護に追われる看護師である妻、僕と娘はその場に留まり、
他の仲間は車まで歩いてくれた。

 

 

 

 

その間、旅館のスタッフの方がオーナーには内緒で…
と言いつつとても親切に対応してくれた。

 

 

 

 

 

歩いた仲間達は約2時間後に車に着いたようで、
本来なら車で10分ぐらいの距離を約3時間かけて迎えにきてくれた。

 

 

 

 

その後無事宿へ着き、布団に入る頃には空が明るみ、すずめが鳴いていた。

 

 

 

 

本来なら飲んだくれて朝を迎える予定だったのに…

 

 

 

 

 

 

翌日は昨日の豪雨が嘘のように快晴だった。

 

 

 

 

それなりに観光し岐路へ。

 

 

 

 

帰り際寄ったコンビニで
本来は肉眼で、間近で観るはずだった花火を観た。

 

 

 

 

 

記念に買った。

 

 

 

 

 

記事によると花火大会の中止は初、雨量も観測開始から最大だったそう。

 

 

 

 

 

 

常に想定外のことが起きると思って行動、準備しないといけないなと痛感した。

 

 

 

 

 

混沌とした場に居合わせることもなく、
幸いにも誰も病気、けががなかったし、
笑い話へ消化できたので
ある意味忘れられない思い出ができ、印象深い夏休みだった。

 

 

 

 

 

来年リベンジを絶対する。万全の装備で。

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