名古屋の企画・デザイン事務所 シンクスデザイニングプロのオフィシャルホームページ

ゲゲゲの夏休み

そろそろ夏休みも終わろうとしていますが、
皆さんはどこかにお出かけされましたか?
私は、基本的には暑い所には出かけたくない派ですが、
涼しい室内であれば良かろうと、
酷暑の合間をぬって行ってきました。

 

名古屋市博物館で開催中の
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜」

 

会場には、夏休みのちびっ子もたくさん来ていて、
こどもって妖怪好きだよな〜と改めて実感。
私自身は、それほど水木漫画の知識がなく行ったのですが、
なかなか面白かったです。

 

私は勝手に、水木先生が描く妖怪の多くは
独自の発想から生み出されていると思っていたのですが、
「妖怪には先人が伝えたいことが込められている」
という強い信念のもと、
これまでの文献などで伝えられた妖怪の姿を
かなり忠実に再現していたことはちょっと驚きでした。

そのために、さまざまな古書や資料を収集し、
妖怪について熱心に研究されていたそうで、
会場には、そのルーツとなった文献も多数紹介されていました。

 

……というとなんだか小難しい感じもしますが、
基本的には水木先生のたのしい妖怪画がズラッと並んで、
ぬりかべと一緒に写真が撮れるなど、ちびっ子も楽しそうでした。

個人的に、特に印象に残ったのが、
水木先生の半生を紹介するコーナーで語られてたエピソード。
漫画家として人気が出て、
多くの連載を抱えていた頃を振り返り、
あの頃は妖怪「イソガシ」にとりつかれていた、
と語っていたという逸話がかなりツボでした。

 

そうか、そうか、
だったら私の周りで起こる数々の不思議も、
すべては妖怪にせいなのかもしれない。

 

おやつがやめられない妖怪「カシタベ」

仕事中に眠くなってしまう妖怪「ネムネム」

タイピングミスをする妖怪「コトバマヨイ」

などなど……。

 

皆さんの周りの不思議なあれこれも、きっと妖怪です!

夢をかたろう

皆さんはどんな夢を見ていますか?
夢といっても、眠っているときにみるアレです。

 

というのも、
7月からスタートした日曜劇場『VIVANT』、
その初回オープニングは、
主人公が広大な砂漠を一人歩き続けるシーンから始まったのですが、
それを見ていたうちの家族が、ふと
「自分も、昔からこういう夢を何度も見るんだよね〜」
と言い出したのです。

 

↑こんなイメージ

 

え、マジで?そんな壮大な夢、見てるの?

 

私はといえば、そんな映画みたいに
ドラマチックでダイナミックな夢というのは
ほとんど見たことがないんですね。
昔、友人が、「よく夢の中で空を飛ぶ」と話をしていて、
かなり驚いたこともあったなあ。

 

もちろん私も、夢の中に
なんのつながりもない芸能人が突然出てきたり、
何十年も前の学生時代に戻っていたり、
巨大雲に追いかけられたこともあるけれど、
せいぜいその程度。

空を飛んだことも、海を歩いたこともないのだけれど、
みんな、そんな夢を度々見ているものなのだろうか……。

 

個人的な印象だけど、夢って、
なんとなくその人の本質が出るような気がするので、
自分は、なんて面白くない人間なのだと、
ちょっとばかり悔しい気分になってしまう。

もう少し、奇想天外な夢も見てみたい気もするが、
やっぱり穏やかな夢がいいなとも思う。

 

大谷翔平って、いったい、どんな夢を見るんだろう。

ちょっと聞いてみたい…。

 

では皆さん、今夜も、いい夢を。

コロナ禍の忘れ物

コロナ禍による規制が緩和されてから数カ月が経って、
何よりうれしいのは、待ってましたとばかりに
舞台やライブが次々に開催されていること。

 

コロナ禍では、
予定していたいくつもの演目が中止になってしまい、
一時は本当に払い戻しの連続で、
どんどん気持ちは萎えていったことを思い出す。

 

そんな不毛の時期をようやく乗り越えただけでなく、
なんと、中止となってもう二度と見れないと思っていた講演が、
3年の時を経て、再演してくれるという。

 

 

 

 

これはもう、行くよね。気合い入るよね。
なんてったってこの座組、この3人がそろうのって、魅力的すぎる。

 

ちなみに本作品は1994年にパリのシャンゼリゼ劇場で初演、
同年のモリエール賞で最優秀作品賞を受賞し、
1996年にオリヴィエ賞の最優秀新作コメディ賞、
1998年にはブロードウェイでも上演して
トニー賞最優秀作品賞を受賞する等、
世界各地で絶賛と高い評価を得たコメディ作品。

 

これを、小川絵梨子さん演出、
イッセー尾形・小日向文世・大泉洋による三人芝居で上演される。

 

演目としての話題性はあるけれど、
それ以上にこの三人が一緒に舞台に立っているだけでワクワクする。

 

ストーリーは、簡単に言ってしまえば、
一枚の絵をきっかけに始まる、おじさんたちの喧嘩なんだけど、
それぞれのキャラクターと、巧みな会話のやりとりに目が離せない。

こじれた愛情というか、意地の張り合いっていうか、
そんなタチの悪い感情のもつれが、
徐々に出したくなかった自分の内面を噴出してしまう。

でも、その情けなさが愛おしくなる。

そんな、三人のキャラクターの魅力を存分に楽しめるお芝居でした。

 

今回は、名古屋公演はもちろん、
千秋楽まで無事に全公演を終えることができたことも、うれしい。

 

まだまだこれからも、コロナ禍に見れなかった分を取り戻すぞ!

 

しごとおさめ

シンクスは本日が2022年の仕事納めとなります。

 

大掃除からはじまり、広告賞に向けた発表会、
そして最後は、社内でちょっとした忘年会を。

コロナ禍が続き、歓迎会も、送別会も、
忘年会もできない年が続いてきましたが、
久しぶりのケータリング形式の忘年会は、
あちこちで会話が弾んでおります。

 

よかった。よ かった。

 

一年はあまりにもあっという間で、
「別に納まってないしな」って想ったりするけれど、
それでもやっぱり、一年というリセットがあるおかげで、
ま、いっかって振り切れたり、
なんだか新しい気持ちになれたり、
ちょっと期待してワクワクしたり、
そうやって新しい年をむかえられることは幸せなんだと思うから。

 

だから、今年一年、シンクスに関わってくださった皆様、

ありがとうございました。

 

どうぞ、2023年のシンクスにも、ご期待ください。

 

2022年12月28日

 

 

年末のご挨拶、的なもの

本日は、シンクスの2021年の営業最終日。
毎年、シンクスの年末最終日は、大掃除と忘年会が恒例でしたが、
コロナウイルスの影響で、昨年から忘年会は当然中止‥。

そんな中でも悪あがきをするのがシンクスの良さで、
今年は、来年度より入社を予定者している
3名の新人さんをお招きしての
「ランチ会&親睦会」を開催しました!!

おしゃれランチBOXを食べて、
チーム対抗のクイズ大会、
先輩たちとのおしゃべり懇親会と、終始賑やかムード!!

 

なんだろ、社内に若者3人増えるだけで、グンと華やぐね!
キラキラしていて、眩しいです。

参加してくれた新人さんたちも、
楽しんで帰ってもらえていればいいのだけど。
4月からがとっても楽しみになりました。

 

 

今年は、シンクスにとってもなかなかの変動の年になりました。

本当に、ずっと予想外の出来事の連続で、
個人的にもなかなかの踏ん張り続けた一年でしたが、
今日、こうして笑って過ごせたことで
いい一年だったと思えるような気がします。

2022年は、もう少し余裕を持って、
周りの景色を楽しみながら、
みんなで走り抜けたいと思っております。

シンクスに関わってくれたすべての皆さま、
今年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

来年は、ブログ書くね…。

アイデアの生まれる場所。

アイデアを出したいとき、皆さんはどうしていますか?

 

この仕事をやっていると、
企画案やビジュアルの方向性、キャッチコピーなど、
いろいろなアイデアを絞り出さなきゃいけない機会が結構ある。

 

ちなみに私のアイデアの出し方は、
まずは思いつくまま、ひと通り出してみて、
(この段階のアイデアは大方の人が思いつくモノだと認識)

そのあとは、関連するキーワードとか
情報とかを常に頭の隅に置きながら、
とりあえず日常を過ごして、アイデアが降ってくるのを待つ。

 

もちろん、降ってこないこともしばしば。

 

でも、なぜか、
比較的『アイデアが浮かぶ率の高い場所』
というのがあって、それが私的には
「通勤中の電車」と「お風呂」だったりする。

 

自分の感覚だけで、まったく何の根拠もないけど、
電車のあの微妙な揺れがいいのかなとか、
お風呂で頭をマッサージするのがいいのかなとか、
漠然と思っていたら、
どうやら日常のルーティンをしている時間が、
一番 、“ 無 ”  になりやすくてアイデアが湧きやすい、らしい。
(ということをテレビか何かで言っていた)

 

 

なるほど。

 

 

確かに、「電車」と「お風呂」は、
私にとっての THE ルーティン。

 

 

特にお風呂は、湯船に浸かっているときよりも、
黙々と髪を洗い、体を洗い、顔を洗う作業をしているときが、
一番、フッとアイデアが浮かぶ。

 

ただ、なんせお風呂場なので、メモを取ることができない。

 

あせる。あわてる。

 

仕方がないので、ひたすら浮かんだアイデアを
忘れないようにブツブツと繰り返す。

 

 

忘れるなよ〜、覚えてろよ〜、
忘れてたらまた一から考え直しだぞ〜、

念じながら、祈りながら、
お風呂というルーティンをこなす。

 

忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。

 

忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。

 

そしてワタシは、
たった今洗い流したモノが、
コンディショナーだったのか、
トリートメントだったのかが分からなくなり、
とりあえずもう一度トリートメントをするのだ。

 

 

ああ、アイデアって、たいへん。

 

忘れるなよ〜、覚えてろよ〜。

 

 

どんな時にもユーモアを。

今週、在宅勤務から通常勤務に変わり、
気持ち的にはかなり日常が戻りつつある。

4月末、私がようやく在宅に入った頃、
世の中的にはもうすぐGWを向けようとしていた。

正直、どこにも行けないし、
ちっとも楽しみでないGWをなんとかしようと、
在宅期間中に私が唯一購入したモノがこれである。

まったく記憶はないのだが、
何気ない気持ちでツイッターをフォローして依頼、
ときおり流れてくる
和田ラヅヲ先生のチラ見せ4コマ漫画にすっかりはまり、
かなり癒やされていた。

だからこそ、
暗いニュースや正義然としたコメントに
少々疲れてしまっていた私が求めたのは、
ゲラゲラではなく、
フツフツと笑ってしまう和田ラジヲワールド。

ユーモアって、だいじよね。

思い返せば、思春期を支えてくれたのは、
たくさんの漫画たちだった。
私は姉がいたこともあって、かなり小さい時から
少女漫画を読みあさっていた。

萩尾望都、山岸涼子、吉田秋生、岩館真理子、
いくえみ綾、紡木たく、くらもちふさこ、
聖千秋、槇村さとる、清水玲子、成田美名子、日渡早紀、…。

だめだ、挙げきれない。挙げきれないのが、悔しい。
しかも、無駄に年代がばれる…。

しかし、年齢を経て、
キラキラとした少女漫画から、
おじさんばかりが出てくる和田ラジヲの世界にたどり着いた自分は、
ちょっと大人になったなと思っている。

うん、大人って、まだまだ面白そうだ。

試練と工夫

ほんの一月前までは、
「テレワークなんてできるのは、
 システムにお金をかけられる大企業だけじゃん!」
と正直思っていましたが、シンクスもあっという間に
ほとんどのスタッフがテレワークに入りました。

会えてないみなさん、お元気でしょうか。
私は元気です。

今の「できない」「やっちゃいけない」だらけの状況は、
もちろんたいへんではあるのだけど、
その中でいろいろな人がアイディアを出しながら
「今できること」「今だからできること」
を発信している姿を見ると、
ちょっとワクワクしたりしています。

例えば、先日見た広告。

早稲田アカデミーの広告
「やらないジブンに もうあきた」
というコピーとマルちゃんのビジュアルで、
今だからこそ共感できる想いを、
このタイミングで出せるスピード感ってすごい。

さらにもう一つ、私が響いたのは

さすが大好きBRUTUSの
最新号の「いつか旅に出る日」特集。

今だからこそ
「出かけられる日がきたら、どこに行こうか…」
そんな期待感を膨らませさせてくれる特集タイトルに、
グッと感動してしまいました。

実際の自分の仕事でも、これまでのように
撮影に行けない、取材ができない、
という状況をどうクリアするかが課題だったりしています。

「できない」からこそ「できる」ことがあるのだと
しっかり自分に言い聞かせながら、
これまで以上のモノを作らなければと思わせてくれました。

うん、がんばろう。

では。

[業務連絡]
リモートな日々を送るシンクススタッフの声が聞きたいので、
積極的にブログをあげてちょうだい!!(熱望)

断捨離の春。仕分けの春。

ザワつきっぱなしの2020年に
少々戸惑っていますが、
なにはともあれ明日から新年度が始まります。

 

先日、「春になったらやろう!」
と思っていたことを、ついに決行しました。

 

 

それは…

 

 

「タオルの断捨離」

(なんて地味!)

 

 

バスタオルからフェイスタオル、ハンドタオルまで、
わが家は、毎日使うタオルをまとめて収納してあるのですが、
その中に、あきらかにくたびれたタオルがチラホラ。

 

タオルのストックも増えたこともあり、

 

思い切って古いタオルは捨てる!
そして新しいタオルを補充する!

 

それだけのことですが、
この二つを決行するには、結構思い切りが必要。

 

その理由は2つ。

 

理由その1)

わが家のタオルの中には、
旦那さんが過去に数々のマラソン大会に出場して獲得した
タオルが多く含まれていて、
「完走」という名のセンチメンタルが刻まれてしまっている。

 

 

理由その2)

実は密かに、ふわふわの新しいタオルよりも、
なぜかガザガザの古いタオルの方が、
しっかり水を吸収する感じが好きで、手放すのが名残惜しい。
(これはおそらく同意見の人が多数いると信じている)

 

 

しかし、やると決めたらやる!!

 

強い決意のもとに、わがやのタオル断捨離式がはじまった。

 

 

「これ、捨てていいよね〜」

 

と一応、問いかけてみると、
フッとさみしそうな目をするのを見ないふりをして、
ゴミ袋に投入。

 

たしか、アメリカでも大人気となった
片付けコンサルタントのこんまりさんは、
「ときめく」か「ときめかない」かで
捨てるモノを決めろと言っていたが、
そんなかわいらしいことはやってられない。

 

どちらかと言うと、
「なぜ二番じゃだめなんですか?」の仕分けに近い。

 

「なぜ、捨てちゃダメなんですか?」

 

とは言っていないが、
それに近い無言の圧で、無事にタオルの仕分けが終わった。

 

わが家にも、ようやく春が来たような気がする。(たぶん)

 

 

皆さんも、外出ができない新年度、
いろいろ断捨離(仕分け)してみてはいかがでしょうか。

動き出した2020

あけましておめでとうございます。
(これくらいの時期って、今年初めて会う人に、
新年の挨拶をするべきか悩みますよね。)

 

それはさておき、
まだまだずっと先だと思っていた
オリンピックイヤーにいよいよ突入しましたね。

 

チケット争奪戦に見事に敗れて以来、
すっかり自分には縁のない、
遠い世界のことにように思っていましたが、
昨年末、一気にオリンピック熱が高まる情報が入ってきました。

 

 

 

こ、これは!!!

演劇ファンが悶絶する演出家の二人が、
パラリンピックの開会式と閉会式の
ステージ演出をすると言うではないか!

 

うれしすぎる!!

 

でも、チケットが取れる気配がなさすぎて、
一瞬オーディションを受けるしかないか?と迷ったけど、
それは無謀とすぐに我に返った。

 

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

小林 賢太郎

 

どちらも、そのステージ演出には定評のある二人。
もちろん、私にとっても大好きな演出家だったりする。

 

昨年末に観た、
ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏 作・演出の
『ドクター・ホフマンのサナトリム』は、
オープニングまでの20分だけで、すべてが美しすぎてクラクラした。

 

パラリンピックという大きな舞台で、
どんな演出が生まれるのか、
それを世界の人が観ると思うと、ワクワクがとまらない。

 

どうか、どうか、どうか。

どこからかチケットが手に入りますように。

 

ただ今、パラリンピックのチケットは二次募集中!

 

よし、2020年を、楽しもう!

 

 

※新年からのシンクスのブログに危機感を覚えたので、
 頑張って書きました。

 

令和とREIWA

あれほどまでに、
「平成最後の!」「令和最初の!」と騒いでいたGWを終え、
すっかり通常営業の日々をお送りかと思いますが、
あえて言わせていただきます。

 

これが、「令和」最初の、Thinksブログとなります!!!!

 

 

偶然にも、前回の私のブログでは、
大喜利ような元号当てについて書かせていただいていたので、
このタイミングで順番が回ってきたのは
天命と受け止めようと思います。

 

なにはともあれ令和の時代が始まり、省略文字が

M(明治)→T (大正)→S(昭和)→H(平成)→R(令和)

となったわけです。

 

まったく関係ないですけど、
名前のイニシャルが「R」のシンクススタッフが、
ここ数年増殖しております。

 

ちなみに私の姪子も「R」がつくのですが、
聞くとクラスに「R」の付く名前の子がかなりの数いるとのこと。

 

やっぱり時代は「R」なのかもしれません。

 

では、令和もよろしくお願いします。

 

時代

5月の皇位継承にともなう改元に向け、
あと一週間程度で新しい元号が発表される。

 

これまでの新年号の始まりは、
いわば天皇の崩御があって行われるもので、
おめでたい雰囲気よりも
自粛ムードの方が優先されてきたけれど、
今回はやはり雰囲気が違うなと感じる。

 

すべての日本人にとって初めて設けられた、
新年号へのカウントダウンに、
あらゆるところで「平成最後の!」という冠がつけられるなど、
お祭り気分のような盛り上がりが繰り広げられている。

 

そんな中で、ちょっと気になったのが
SNSなどで盛り上がっていると聞く
「元号を予想しよう!」というイベント。

 

私はこれまでに、元号がどうやって決められてきたかなんて、
考えたことがなかっただけに、
「一般人に予想なんてできるの??」と驚いた。

 

先日、たまたまテレビを見ていたら、
賢い人たち数人が、自分なりに新元号を予想していて、
なかなか興味深かった。

 

ある人の予想のたて方はこんな感じ。

 

[1]まずは誰でもかける感じであることという視点から、
     小学校3年生レベルの感じをピックアップ

                            ↓

[2]その中から、負のイメージや縁起の悪い漢字を取り除く

                          ↓

[3]年号を省略した場合に、これまでの
          大正=T、明治=M、昭和=Sとダブらない漢字を抜き出す
         (この漢字が二文字の前になる)

                          ↓
    e.t.c.(この後も、いろいろ続ていたけど忘れた)

 

思いのほか、なるほどと思える絞り方。

本当はどうやって決めているのかわからないけど、
どんな元号に決まるか、しばし楽しみに待ちたい。

 

 

昨日、イチローの現役引退が発表された。

 

平成が終わろうとしているこのタイミングに、
平成のヒーローが一線を退くことは、とても寂しいのだけど。

でも、球場中が
イチローの最後を惜しみ、称えてる様子を見ながら、
平成はこんなヒーローがいた時代だったことも思い出した。

 

それぞれの人にとってのヒーローが、
その時代を物語ってくれるんだなと思う。

 

  ↑ 

たまたま行った愛知県図書館で、
元号についての展示が実施されてました!面白そう!

 

TOKYOへの道のり

東京オリンピックのチケットの詳細が発表になった。

 

あんなにまだ先だと思っていたのに、
気がつけばもう来年。

 

のんびり構えていては、
おそらくチケット争奪戦に敗れることは間違いないだろう。

気合いを入れなきゃチケットは取れないということは、
日頃の経験からイヤって程分かっている。

 

そろそろ自分の中で気持を盛り上げるべく、
とりあえず1月から『いだてん』は見始めてみる。

いやいや、これでは単なる
クドカン好きのドラマ好きで終わってしまう。

 

そこで思い切って、
1月早々にTOKYO2020 IDとやらに登録してみた。
私にしては良い出だしだったと褒めてあげたい。

 

しかしそこからは、
たまにくるメールをろくに見ることもなく、
結局テレビのニュースで、チケットの詳細を知る。

 

そっか、そっか、4月にエントリーすればいいのね。

 

まだまだ余裕を感じながら、
登録したTOKYO2020のサイトにアクセスする。

 

………。

 

………。

 

………。

 

パスワード、忘れた。

 

今のところ、
まったくチケットを取れる気がしていない。

 

東京への道のりは、果てしなく、遠い。

おもしろ半分

明けましておめでとうございます。

 

ちなみに、私の今年のおみくじは『半吉』でした。

 

おみくじを引いた時は、
『半吉』のポジショニングを理解していなかったので、
喜んでいいのか、悲しんでいいのかよく分からないまま、
「まあ、悪くなければいいや」
くらいの認識でいたので、
前回のブログのおかげで謎が解けました。

 

私的には「半吉」は半分くらいの位置だと思っていたので、
想像よりも良かったみたいです。うれしい。

 

「半分」と言えば、
「面白半分」という言葉がありますが、
個人的に前々から少々気になっておりました。

 

ご存じのように、この言葉って、
意味的にはあまりいい意味では使われません。

意味を調べてみると……

================================================

【面白半分】
なかば興味本位で、まじめさを欠く・こと(さま)。ふざけ半分。

================================================

 

そうそう、そういう感じです。

 

でも、さまざまな感情にランクを付けるなら、
私は「面白い」ということがかなり上位に上がります。

 

1番と言ってもいいかも。

 

だから、どんな時でも、どんなところでも、
「面白さ」を加えられる人に憧れています。
いつも、芸人さんへのリスペクトがとまりません。

 

人を笑わせられるような人にはなれないけど、
しんどい仕事をやるにしても、
難しいコピーを書くにしても、
いつも、半分くらいは「おもしろい」を入れられるといいのだけど。

 

まずは、そんな2019年を、めざします。

幕開け

例年に増して
あれこれと慌ただしい2017年があっという間に過ぎさり、
今更ながら、2018年の幕が開いて初めてのブログです。

 

皆さま、今年もよろしくお願いします。

 

とはいえ、すでに慌ただしく2018年も過ぎている中で、
もう一つ、新たな幕開けがありました。

 

いろいろご縁がありまして、
昨年より少しばかりお手伝いさせていただいております
スチール家具メーカーのトヨセット様の新規家具プロジェクトが、
先週よりMakuakeというクラウドファンディングサイトにて
チャレンジをスタートされています。

 ↓  ↓  ↓  ↓ ↓  ↓  ↓  ↓

https://www.makuake.com/project/famfur/

「おもちゃでなかなか部屋が片づかない」

「子どもが小さいうちはおしゃれな部屋はあきらめよう」

 

お子さんのいる家庭なら、
きっと一度は経験する悩みなのではないでしょうか。

このおもちゃ箱型のテーブル「SQUARE」は、
お絵かきやミニカー、ブロック、フィギュアなどで遊んだ後は、
そのままあと片付けができる「おもちゃ箱」でありながら、
ふたを閉じれば、すっきりとリビングにも馴染む
大人っぽいおしゃれなデザインの「リビングテーブル」になる、
まさに家族が共有できる家具なのです!!!

 

子どもの時に買ったものって、
やっぱり成長するとともに使わなくなってしまいますよね。

 

でも、きっとこの「SQUARE」なら、
ずっと家族の真ん中に置いておけたり、
お子さんが中学生、高校生になっても、
その成長に合わせて大切なものをしまってくれるのではないでしょか。

 

さ・ら・に!!!
クラウドファンディングに参加いただいた
全てのリターンについてくるのが、
弊社の方でディレクションさせていただいた『プレイボード』です!
こちらは、イラストレーター のスズキトモコさんに描いていただき、
本当にかわいく仕上がりました。

 

ぜひ、このプレイボードで遊んでいただきたい!!

 

ということで、興味を持たれた方は、
ぜひサイトをご覧ください。

 

 

あらがう3

今回のブログも、前々回前回からの続きとなります。
ようやく完結となるので、
何のことか分からない方は、2回前から読んでもらえれば幸いです。

 

 

母の指輪が、父からもらったモノではないと知り、
すっかり“切ってしまえ”モードの私たち。

その一方で心優しい看護師さんたちのトライは続く。

 

ある者は、ひたすら引っ張り、
ある者は、石けんで滑らせ、
ある者は、回しながら引き上げる。

 

しかしいずれも第二関節に集まった肉塊が、
それ以上指輪が進むのを阻む。

 

「昔は細かったんですけどね〜、
 仕事してたのでお肉ついちゃって」

「そうですよね〜、
 ご苦労されたんですよね〜」

 

肉が付いてしまった指を仕事のせいにする母と、
それをやさしく受け入れる看護師さんとの
The社交辞令な会話が繰り広げられる。

 

母は、なぜか肝心な指輪の真実を語ろうとしない。

真実を言えば、看護師さんたちも心置きなく
切ると言えるのに…。

 

そうか母よ、わかったとも。
ならば私も黙ってこの闘いに挑もう。

 

「もうこれは抜けそうもないので、
 切るしかないですよね〜」

「前々から、外したいと思ってたんですよ」

「これ以上引っ張ると指が痛そうですよね」

 

巧みに言葉を変えながら、
看護師さんの「切りましょう」という
決断を引き出すのに必死になる。

 

この攻防は平行線のまま、
入院2日目となる手術当日まで引っ張ることとなる。

 

そして手術開始1時間前。

 

初めての手術に緊張する母の元に、
最後の猛者が現れる。

 

猛者は細い糸と手洗い石けんを携え、
指と指輪の間に紐を通して、引っ張ってみてくださいと言う。

 

そしてまた忙しそうに去っていく看護師さんを尻目に、
一応、紐を通してみたりするが、
本音では「いやいや、こんな紐じゃ無理でしょ」と毒づきながら、
まったくやる気のない私たち親子。

 

数分後、戻ってきた看護師さんに、
「いや〜、やっぱり抜けないですね〜」
と目一杯悔しそうに語る。

 

すると看護師さんは、
そんなダメな親子には見切りをつけ、
自分で指輪を抜こうと母の指に手をかけた。

手に石けんをつけ、
指輪と第2関節の間に寄せ集まったお肉を、
少しずつ少しずつ、指輪の下へと移動させ始める。

 

そして!!

 

 

ついにその時がきた!!!!!!!

 

 

「あ、抜ける!」

母の声がこだまする。

 

「うそでしょ!」

正直絶対無理だと決めつけていたので、
にわかに信じられなかったその言葉。

見てみれば、
あれほど指輪を阻んでいた間接の肉の壁がうすくなり、
あと少しでその壁を越えようとしている。

 

「うそ、抜ける、抜ける!!」

 

そしてあらがい続けた指輪はついに、
何十年も共にあった母の薬指から離れたのだ。

 

これはもう、奇跡、感動、興奮!

 

私たち親子にとって、
すっかり主治医の先生以上にヒーローと化した看護師さん。

「よかった!本当にありがとうございます!」
母はしきりにお礼を言っている。

私はもう「すごい、すごい」と関心しきり。

 

外れてみると、思った以上に小さな指輪は、
鈍い光りを放ちながらも、
なんだかとっても愛着を感じた。

 

この騒動のおかげ(?)ではないかもしれないが、
母の緊張も少しはほぐれ、
無事に手術を終えることができた。

 

初めての手術という思いがけない出来事は、
思った以上に思いがけないことが起こったけど、
まあ、これはこれでいい経験だったような気がする。

 

ただ、あれほど頑なに言わなかった指輪の真実を、
ブログでベラベラしゃべってしまったことは、
永遠の内緒だけどね。

 

ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらがう2

今回は、お恥ずかしながら前回の続きになります。

入院1日目。明日の10時には手術を迎える。
それまでに、この指輪を外さなければいけないという
過酷なミッションを突きつけられた。

そして、さっそく一人目の猛者が現れる。

「すいませんね〜。ちょっとひっぱりますね〜」

天使の笑顔を振りまきながら、
母の左手の薬指に食い込んだ指輪を、おそるおそる引っ張る。
どう見ても、指の肉が関節に詰まって、
抜ける気配はない。

「昔は細かったんですけどね〜。
 もう何十年も外してなくて、
 すっかり外れなくなっちゃったんですよ〜」

  

その状況を見て、母はいい訳がましく口にする。
看護士さんはあくまでも穏やかに、やさしく、
でも厳しい現実を突きつける。

「そうですよね〜、でも外せないと
 指輪を切らなきゃいけなくなっちゃうんですよ」

ま、まじか。
「切る」という最後の手段を持ち出され、娘はたじろぐ。
しかし、母は何ともないように答えたのだ。

「あ、切ってもらっていいですよ。切ってください」

!!!
この貫禄、この余裕。これが年の功なのか!!

ケロッと言い放った母に対して、
やはり指輪を切るという行為に
戸惑いを覚えるうら若い看護士さんは、
「ちょっと聞いてきますね〜」といって
その場を去って行った。

3年前に亡くなったとはいえ、指輪は父との大切な絆。
そんな、わずかなセンチメンタルを胸に残した娘は、
おそるおそる母に語りかける。

「え〜、でも切ったらお父さんに悪いじゃん…」

すると母は、さらっと真実を口にした。

「実はね、結婚してしばらく経った頃に
洗い物してたら指輪を流しちゃって、
 これはその時買い換えた安物なの〜」

!!!

「そ、それってお父さん知ってるの?」

「ううん、知らない。自分で似たものを探して買ってきたから」

なんという真実!
っていうか、夫婦って、こわっ!

そうか、そうなのね。そんな真実があったのね。
とりあえず娘は、たたきつけられた現実に大爆笑!

こうなったら遠慮はいらない。

そこから母と娘は、一丸となって
「指輪は切ってもらってかまわない、ノープロブレム!」
という考えに方向転換。

しかし、ここからが本当の闘いだった。

やっぱり長くなるので、次回に続きます。
すいません。

あらがう

先日、母が70歳をこえて初経験となる
手術を受けることになった。

 

「手術」という聞き慣れないワードに多少の動揺が走ったが、
手術事態は決して難しいものではないらしく、
しかも腹腔鏡でやっていただけるということで、
おそらくなんらかの手術を経験された方から見れば、
ほとんど初級レベルと言われることだろう。

 

もちろん、娘である私も
入院・手術の時の作法もろくに知らない若輩者にもかかわらず、
突然の付添人という大役を担うこととなり、
よくわからないままに入院・手術の日を迎えることとなった。

 

そして、明日に手術を控えた入院当日、事件は起こった。

 

手術を受けるには、ピアスやコンタクト、入れ歯など
身体に装用しているあらゆるものを外さなければならない。

 

そして看護師さんに突然の宣告を受けることになる。

 

「そちらの結婚指輪、外せますか〜?」

 

え、指輪を外す??

 

母の左手の薬指には、40年以上外されていない結婚指輪が光っている。
いや、正直に言えば、年季が入って輝きはくすみがちではあるが、
年々食い込むように身体の一部と化していたこの指輪を外さなければいけないというのは、
もしかしたら、手術以上に難しいミッションではないか。

 

よぎる不安。

 

ここから看護師さんたちの壮絶な闘いが始まった。

 

(続く)

ほしがる。

私は映画やお芝居のフライヤーが好きで、
映画館や劇場に行くと、せっせと収集してしまう。

昔のレコードで言う『ジャケ買い』的に、
フライヤーが好きでチケットをとることだってあるし、
たとえアマチュア劇団であっても、
フライヤーに手を抜いている劇団は、
どうも好きになれないのは、職業病かもしれない。

 

フライヤーの中でも、
やはり小林賢太郎さん一連のフライヤーは別格で、
勝手に『King of フライヤー』だと思っている。

 

ラーメンズの頃から異彩を放っていて、
それはやはり多摩美出身の二人だからこそだと思っていたが、
その数々の作品が、
デザイナーの水野学氏が手がけていると知ったときは、
『なるほど』と唸った。

 

しかも実際にお芝居に足を運ぶようになって驚いたのは、
本来宣伝に使われるはずのフライヤーを、
小林さんは講演前配ることはせず、
講演を観に来た人にだけ配っていること。

 

つまり、実際にチケットを買って、
講演を観に行かなければ手に入れることができない。

 

私なんかは、まんまとフライヤー欲しさに、
講演を楽しみにしている。
(まあ、フライヤーなくても楽しみではあるだけど)
ただ、チケットが取れなかったときの絶望も
倍増するけどね(笑)。

 

でも、フライヤーの価値をまるっと変えた
この戦略を知ったとき、
改めて価値ってものは創っていくのだな〜と感じたり。

先日の小林健太郎氏のコントユニット『カジャラ』のフライヤーも、
相変わらず素敵でした。

 

文字組みの一つひとつが美しいですよね〜。

 

ぜひ、皆さんも素敵なフライヤーを探しに劇場へどうぞ。

 

 

 

こぼれる。

あなたは、高校時代のクラスメイトの名前を、
何人くらい言えますか?

 

先日、30年来の友人Nから、
高校時代の恩師であるH先生が今年で退任されるということで、
夏に行われる退任祝賀パーティーへのお誘いメールが届いた。

 

H先生は、ずっと剣道部の顧問をやられていて、
今回のパーティーは剣道部が主催で企画されたのだが、
より多くの参加者を集めたいということから、
顔の広いNに連絡が届いたようだ。

 

Nは、高1、高2の2年間、
H先生に担任を受け持ってもらっている。

 

しかし私は、H先生には担任はもちろん
教科でも教えてもらったことがなく、ほとんど接点はない。
よって「今さらパーティーに参加するのもなあ…」
とという思いをそのままメールで返信した。

 

多くの人が私と同じ反応だったようで、
責任感の強いNは、あの手この手と
H先生に縁ある同窓生を探しはじめた。

 

数日後、近況報告も兼ねて同級生3人が集まり、
カラッカラの記憶を持ち寄ってみたけど、
出てくるのは入り乱れる思い出だけ。

 

歳月っておそろしい。記憶ってはかない。

 

 

「で結局H先生って、高3の時はいったい何組の担任なのよ」

「剣道部と弓道部って服装が似てて区別がつかんよね」

「12クラスもあったのに20人くらいしか覚えてないんだけど」

 

むなしい会話の無限ループ。

 

で結局、Nに懇願されてなぜか私も参加することに。

 

今年の夏は、勇気を出して
記憶の答え合わせに行ってこようと思います。

 

出会いがあって、また記憶がこぼれていく。

 

それが春。

 

 

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